ガンガン集客する看板の重要な効果として「3つのアイ」があり、これをトリプル・アイ効果と呼んでいます。
①トリプル・アイ(i)効果
②トリプル・アイ(目)効果
③トリプル・アイ(あい)効果
看板でガンガン集客するには、目的と一致した看板を作ることがポイントです。目的別に分類すると、看板の作りは大きく3つに分かれます。これを看板のトリプル・アイ( i )と呼んでいます。
①impact(インパクト)看板 | → 衝撃看板 |
②interest(インタレスト)看板 | → 興味看板 |
③impression(インプレッション)看板 | → 印象看板 |
3つの頭文字が「i」なので、トリプル・アイ(i)となります。
ぱっと見で、強烈なインパクトを与え、伝えたいメッセージを頭に焼きつける看板で、衝撃看板と呼びます。
この看板の目的は、看板を見た人の心を一瞬にしてつかむことです。比較的大きな看板で、インパクトのあるメッセージを入れます。看板を目立たせ、見た人が「ん?」っと思うようなメッセージを入れるとよいでしょう。
具体的には、キャラクターを入れたり、文字数を減らして文字サイズを大きくしたり、問題提起をしたりします。キャラクターや大きい文字はビジュアル的に衝撃を与え、問題提起はメンタル的に衝撃を与えるのです。
このインパクト看板には、見た人の心を一瞬にして虜にする力があります。
目に止まったときに、ワクワクするような興味を呼び起こし、心に訴えかける看板で、興味看板と呼びます。
この看板の目的は、看板を見た人の心をくすぐることです。それほど大きくない看板で、興味をそそるメッセージを入れます。さりげなく注意を引き、見た人が「お!」っと思うようなメッセージを入れるとよいでしょう。
具体的には、絵やイラストを入れたり、写真を入れたり、商品やサービスを説明したりします。絵やイラスト、写真はビジュアル的に興味を与え、商品やサービスの説明はメンタル的に興味を与えるのです。
このインタレスト看板には、見た人の心をくすぐり、ワクワクさせる力があります。
じっくり読ませることでハイレベルな印象を与え、記憶に残る看板です。印象看板と呼びます。
この看板の目的は、看板を見た人の心に深い印象を与えることです。小ぶりの看板で、心に残るメッセージを詳細に入れます。商品やサービスを理解させ、見た人が「ふーん」と思うようなメッセージを入れるとよいでしょう。
具体的には、絵、・イラスト・写真をいくつか並べたり、商品やサービスの値段、質、内容などを詳しく説明するキャッチコピーを入れたりします。絵・イラスト・写真のレイアウトはビジュアル的に印象を与え、値段・質・内容などの詳しい説明のキャッチコピーはメンタル的に印象を与えるのです。
このインプレッション看板には、見た人の心の奥底に残る力があります。
看板でガンガン集客するには、集客エリアと一致した看板を作ることがポイントです。エリア別に分類すると、看板の作りは大きく3つに分かれます。これを看板のトリプル・アイ(目)と呼んでいます。
①遠距離からのアイ(目)看板 | → 集客のエリアが「遠」の看板 |
②中距離からのアイ(目)看板 | → 集客のエリアが「中」の看板 |
③近距離からのアイ(目)看板 | → 集客のエリアが「近」の看板 |
集客エリア別に生活者の「目」を3つに分けたので、トリプル・アイ(目)となります。
お店を基点として、対象の生活者が遠距離にいる場合に設置する、集客エリアが「遠」の看板です。
この看板は、通常はお店の前を通らない生活者の目を引くことで、お店のことをぜんぜん知らないという生活者に、お店の存在をアピールできます。お店のことを知ってもらい、普段は通らない場所へ導き出し、お店へ来てもらうようにしむけるのが、遠距離からのアイ(目)看板の力です。
この看板は、前述のimpact(インパクト)看板を使います。お店のことをまったく知らない生活者に衝撃を与え、看板を見た人の心を一瞬にしてつかむことがポイントです。
この看板を使って、お店の存在を知ってもらいましょう。
お店を基点として、対象の生活者が中距離にいる場合に設置する、集客エリアが「中」の看板です。
この看板は、看板を見ても見なくてもお店の前を通る生活者の目を引くことで、お店の存在は知っているがあまり興味がないという生活者に、お店の魅力をアピールできます。お店に興味を持ってもらい、お店までの道案内をし、お店の前まで誘導するのが、中距離からのアイ(目)看板の力です。
この看板は、前述のinterest(インタレスト)看板を使います。お店にあまり興味のない生活者に興味を呼び起こし、看板を見た人の心をくすぐることがポイントです。
この看板を使って、お店に興味をもってもらいましょう。
お店を基点として、対象の生活者が近距離にいる場合に設置する、集客エリアが「近」の看板です
この看板は、お店の前を頻繁に通る生活者の目を引くことで、お店に興味はあるが利用したことが少ないという生活者に、お店の商品やサービスをアピールできます。商品やサービスを宣伝し、お店の中へ入ってもらい、購買意欲をわかせるのが、近距離からのアイ(目)看板の力です。
この看板は、前述のimpression(インプレッション)看板を使います。お店の商品やサービスのことをあまり知らない生活者に、商品・サービスの内容を理解してもらい、看板を見た人の心に深い印象を与えることがポイントです。
この看板を使って、お店のよいイメージをもってもらいましょう。
①めぐりあい(巡りあい)看板 | → 最初の出会いを作り出す看板 |
②あいしょう(相性)看板 | → 合う、合わないを判断させる看板 |
③あいどく(愛読)看板 | → 何度も読ませ、リピート化させる看板 |
集客エリア別に生活者の「目」を3つに分けたので、トリプル・アイ(目)となります。
第一段階として、看板を見た生活者とお店とを巡りあわせ、出会いを生み出す看板です。出会いがなければ、その後の発展もありません。
この看板は、お店の業種が何なのかをわからせることで、その後の展開を左右します。
男女の関係で、第一印象が重要なのと同じです。ですので、この看板はデザインのセンスを問われます。センスよく、お店が何をやっているのかをわからせることに重点を置くべきです。
この看板は、前述の遠距離からのアイ(目)看板を使います。出会うべく人と出会うべきお店が出会うための劇的な出会いを演出するために、心を一瞬にしてつかむことがポイントです。
第一段階では、インパクトのある自己紹介をしましょう。
第二段階として、お店のことを知った生活者に、お店との相性の良し悪しを判断させる看板です。そのためには、お店に関心を抱いてもらいましょう。
この看板は、生活者にお店の商品やサービスの大まかな内容をわからせることで、今後の付き合い方を左右します。
男女の関係で、相性が重要なのと同じです。ですので、この看板はことばのセンスが問われます。センスのよいことばを使い、商品やサービスの内容をわからせることに重点を置くべきです。
この看板は、前述の中距離からのアイ(目)看板を使います。すぐ別れるべきなのか、一生付き合っていくべきなのかを判断させるために、お店に興味をもってもらい、看板を見た人の心をくすぐることがポイントです。
第二段階では、興味がわく自己PRをしましょう。
最終段階として、お店に興味があり、お店との相性もよいと判断した生活者を、リピート客にする看板です。
この看板は、生活者に商品やサービスの細かい特徴をわからせることで、最終的にお店を愛してもらえるかどうかを左右します。
男女の関係で、愛が重要なのと同じです。愛を育むためには、会う回数を増やすことが必要です。ですので、この看板は生活者の足を何度もお店に運ばせ、看板を何度も読んでもらい、お店のあり方やポリシーなどをわからせることに重点を置くべきです。
この看板は、前述の近距離からのアイ(目)看板を使います。お店を愛してもらうために、よいイメージをもってもらい、心に深い印象を与えることがポイントです。
最終段階では、印象に残る自己顕示をしましょう。